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テラヘルツ水の口蹄疫 ウイルスに対する抗 ウイルス効果

酪農学園大学 獣医学群 獣医学類 獣医ウイルス学ユニット

試験概要

テラヘルツ水の口蹄疫ウイルスに対する抗ウイルス作用を検証した。

方法

テラヘルツ水180μlとウイルス液20μlを混和し、室温(25℃)で1時間作用させた後、100μlをベッドボリューム800μlのセファデックスLH20にアプライし、ゲル濾過した。濾液を維持培地(4%牛胎子血清、20mM HEPES(pH 7.2)加MEM)で10倍階段希釈し、BHK-21細胞の96ウエルプレート単層培養に接種後、37℃5%炭酸ガス存在下で1時間吸着させた。その後、維持培地を加え、37℃5%炭酸ガス存在下で培養した。ウイルス増殖の有無は、細胞変性効果(CPE)を指標に3日後に判定し、ウイルス力価(TCID50/ ml)を求めた。対照としては、テラヘルツ水の代わりに酪農学園大学の水道水(pH 7.2)と維持培地を用いた。

結果

テラヘルツ水と3種類の血清型(A型、O型とAsia1型)の口蹄疫ウイルスを室温で1時間反応させた後のテラヘルツ水の抗ウイルス活性を調べた(表1)。その結果、テラヘルツ水は3種類の血清型の口蹄疫ウイルスに対して99.96%以上の抗ウイルス活性を示した。

以上の成績より、テラヘルツ水は口蹄疫ウイルスの不活化に有効であることが示された。

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